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8月12日に開催されたコミックマーケット68でサークル名「こんてぃにゅう」として、
創作ゲームを販売しました。
今回、私が作った「テケリ・リ」は印刷を印刷会社に頼みました。
その製作過程を書きたいと思います。
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友人と「ゴーストハンターボードゲーム」を遊び、このゲームからクトゥルフとトリックティキングゲームの融合を思いつきました。
そして「テケリ・リ」のプロトタイプ作成を開始しました。このときに目指したゲームコンセプトは以下のとおりです。
| @キャンセルの要素を入れる |
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グループSNEの安田均氏が「大勢集まったらキャンセレーションブラックレディが面白い」と何かの本の中でおっしゃており、
10人くらい集まったときにブラックレディキャンセレーションを遊んでみました。
「頼む、誰か助けて〜」とか「キャンセルしてくれてありがとう〜」などとゲーム中の会話が盛り上がり、非常に面白かったです。
しかし、このゲームはトランプを2箱使うゲームなので10人近くいないとできませんし、小さい数でキャンセルを起こしてもあまり面白くありません。
ということで、プレイ人数が少なくてもキャンセルが楽しめるゲームを作ろうと考えました。
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| Aスコアリングシステムを簡単にする(鉛筆を使わない) |
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トリックティキングゲームは好きなのですが、得点を計算するために鉛筆とメモが必要なのが面倒で嫌でした。
そこで100点ごとにマーカーを獲得するメカニズムを採用しました。
「端数切り捨て」は「時間の経過により狂気が冷める」と理由をこじつけました。
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| B派手にする |
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「銀のタロット」の「ひいてはいけないカード」が好きでした。
このカードを引いた時は、とにかくマイナス点の要素が多く、混沌とした中でゲームが進みます。
ただ、問題なのは点数計算が面倒くさいことでした。
点数計算を簡潔にし、さらに混沌としたゲームとするため、異形のモノたちを8体も登場させることにしました。
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ナクト邸や友人とのゲーム会でテストプレイを重ねました。
このテストプレイでカード構成や、キャンセル時の押し出しのルール、イベントカードの決定などを行いました。
おもちゃ箱のメンバに感謝です。
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このゲームを何らかの形で公開したかったのですが、クトゥルフをテーマにしているため、
イラストがないと面白さが半減します。
また、クトゥルフ以外のテーマでこのゲームを作り直すことは私の中では考えられませんでした。
そのため、「テケリ・リ」は1年以上お蔵入りとなってしまいました。
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ゲームマーケットで販売した「エルスミーア」などのイラストレイターさんと知り合いになり、
アサダレイナさんにイラストを描いてもらえることとなりました。
最初はA4から16枚のカードを切り出し、インクジェットプリンタで印刷することを考えていましたが、
せっかくきれいなイラストを描いていただけることになったので、絵を大きくし、オフセット印刷を行うことにしました。
イラストレイターさんに気持ちよく仕事していただくために、「自由にやってください」とカード全体のデザイン、
裏面のデザインもトータルでお願いしました。
(裏面はショゴスの生みの親である「古のもの」を意識して星がかたどられています。アサダさんのアイデアです。
ちなみにテケリ・リはショゴスの鳴き声です)。
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イラストを発注した後だったのですが、もう一度イベントカードの内容を見直し、
効果を変更しました。
以前は「日記帳」というカードがあったのですが、「ネクロノミコン(魔道書)」のカードにしました。
理由はイラストの変更がほとんどいらないからです。このころは「何か良いイベントはないかなぁ」と
ずっと考えていました。
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色々な印刷所をwebで探しました。
『オーバルトリック』などのゲームを販売している「グラパックジャパン」さんの
本業が印刷屋さんであることを思い出し、見積もりをもらいました。
が、小ロットでは全然値段が折り合いませんでした。
結局は遊兎理さんに教えていただいたポプルスさんに決めました。
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| ■ポプルスさんからの見積もり(2005年6月中旬) |
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ポプルスさんから見積もりを取りました。
お気楽カードセット、54×86mmのテレカサイズ2パターン、角丸ヌキ加工つきです。表面加工は特にしていません。
ポプルスさんの料金表はこちら。
角丸加工代が印刷代の約3分の1を占めます。
かなり、迷いましたが「カードの角が痛いからあのゲームは遊ばない」と言われるのがイヤだったので、
角丸加工はしてもらいました。
100部単位での注文というのが、かなりの決断力を要求されます。
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立川にてポプルスさんと打ち合わせです。
カードの厚さや質などを確かめたかったので、直接営業所の方へ行きました。
細かい修正点を指摘してもらったり、リンク割引(ホームページにリンクを張るとちょっと安く
してもらえる)の話などを伺うことができました。
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アサダさんから原稿があがり、FTPで入稿しました。
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色校がポプルスさんからあがり、その結果をポプルスさんに連絡しました。
カードの薄さが気になったので相談したところ、追加料金を払って紙変更をしてもらうことにしました。
アート160K→アート240Kへ変更しました。
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印刷が完了し、すべてのカードが送られてきました。
袋詰めはすべて手作業です。家族総出で袋詰め作業を行いました。
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テーマがクトゥルフということもあり、多くの人に興味をもっていただけたようで、
「このゲームはどういうルールなんですか?」と何度も声をかけていただきました。
お客様との会話はとても楽しいものでした。
コミケでご購入いただいた皆様ありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。
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| ■バネストさんでの取り扱い開始(2005年8月下旬) |
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売れ残ったゲームをゲームストア・バネストさんで取り扱っていただけることになりました。
こうしたゲームショップの存在は、非常に心強いです。
中野さん、これからもよろしくお願いします。
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こうして振り返ってみますと、今回のゲームもやはり多くの人に支えられてできたんだなぁ。
と実感します。みなさま、本当にありがとうございました。
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